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クトゥルフTRPGのリプレイなど

クトゥルフTRPG リプレイ もっと食べたい (前編)

この話は、クトゥルフTRPGシナリオ 「もっと食べたい」のリプレイになります。

盛大にネタバレなどありますので、注意してください。

 

 

 

 

 

今回はクトゥルフ仲間のシアンちゃんが、兄弟間でオンラインセッションした時のリプレイを寄稿してくれました。兄弟でやるとか楽しそうな家族・・・いいな!後私イコプのリプレイより超丁寧。これぞリプレイって感じでなんか恐縮です。

 

事前情報

□推奨技能

 医学又は精神分析,聞き耳,交渉技能,図書館,回避

 

 誰か一人は医師またはメンタルセラピストがいると良いかもしれません。

 

 

NPC

石沢 啓太(30)

フリーのジャーナリスト。

社会問題などの記事を地道に調査して売り込みをしている。

自由に仕事をする事を好み、フリーで取材をしている。

 

 

 

KP:では、作成したキャラクターの発表からいこうか。

  今回は冒頭に「石沢 啓太」というジャーナリストがでてくるんだけど、このNPCとは二人とも、あらかじめ交友関係があったことにしてもらいたい。もちろん、PC同士もね。

  そのあたりの設定も含めて、自己紹介しよう。まずはPL1から。

 

PL1 内藤清花(30歳・医官

STR14/CON11/POW9/DEX8/APP15/SIZ15/INT16/EDU16

応急手当74/聞き耳65/精神分析70/目星70/跳躍50/信用59/説得70/英語38/医学80/芸術(バレー)55

ガラケー/消毒用エタノールの小ビン/簡易応急セット

 

 

KP:医官

内藤 清花:自衛隊のお医者さんのことをそう言うらしいよ。STR高くなっちゃったから、戦う医者を目指してみた。

KP:なるほど?(戦闘技能一切振ってないのには突っ込むべきなのかな)芸術・バレーって?

内藤 清花:高校の部活でやってたっていう設定。だから跳躍も高い。

KP:いいんじゃないかな。演出上認められれば、戦闘技能補助にしていいよ、芸術・バレー。

内藤 清花:趣味は殺菌消毒。石沢とは幼馴染だよ。

KP:…ああ、だから立ち絵がFateナイチンゲール※なのか。

内藤 清花:元ネタがフローレンス・ナイチンゲールだから、ナイトウ・サヤカなんだよ。

(※兄弟間では通じるFateというゲームのネタ)

 

 

PL2 荒井和哉(31歳・自衛官

STR18/CON7/POW13/DEX12/APP10/SIZ14/INT12/EDU15

回避79/格闘80/応急手当60/聞き耳50/追跡25/図書館60/運転(自動車)50/機械修理55/重機械操作21/操縦(戦車)40/ナビゲート35/博物学55

バイバルナイフ/ガラケー/10kgダンベル/読みかけの本

 

 

荒井 和哉:石沢とは高校1年からの付き合いで、出席番号が近かったのがキッカケ。内藤とは同僚ってことにしよう。

KP:STRが光るね(笑)。ところで、えーと…サバイバルナイフ?刃渡りいくつなのそれ。

荒井 和哉:5~6cmくらい?折り畳みの奴だよ。

内藤 清花:荒井くん。それサバイバルナイフやない。バタフライナイフや。

荒井 和哉:おお。それだ!

KP:あ、じゃあ所持品書き換えますねー。

内藤 清花:サバイバルナイフ持ってるようなやつとご飯行きたくなかった…よかったよかった。

KP:(10㎏ダンベル持ち歩いてるのはいいのか…)

 

 

 

 

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KP:クトゥルフ神話TRPG「もっと食べたい」

KP:【1日目12:00 市内某所 中華料理店前にて】  

 

KP:とある秋の日。

休日の昼間、貴方達は共通の友人である石沢啓太と旧交を温めるべく

ちょっと洒落た中華料理屋の個室で会食をする事になりました。

 

  まずは店の中へ入っていくよ。二人は知り合い同士だから、自己紹介はいらないね。

 

石沢 啓太:「こうして二人とご飯を食べるのも久しぶりだね」

内藤 清花:「そうね、啓太いつも飛び回っているし」

荒井 和哉:「俺も久々な休暇だしなぁ」

 

KP:と、ここで石沢は内藤にだけ聞こえるようにこう言います。

 

石沢 啓太:「このあと、俺の今追っている仕事のことでちょっと相談に乗ってくれないか?」

内藤 清花:「え?ええ、私に?別に構わないけれど」(同じくこそっと)

 

KP:荒井はこのやりとりに気づきません。

 

荒井 和哉:「腹減ったな~」

石沢 啓太:「詳しいことは食後にでも話すよ。ちょっと飯がまずくなるような話だから」

内藤 清花:「ふうん?」

 

KP:では、店内の個室に案内された3人は、思い思いに注文をし、会話を楽しみます。

 

石沢 啓太:わいのわいの

内藤 清花:やいのやいの

 

KP:と、ここで、石沢の様子が、少しおかしいことにあなたたちは気づきます。

  料理は次々に運ばれてきますが、石沢は目の前の皿をひったくるように引き寄せると、次々に平らげていきます。

  それは、そうですね。久しぶりに会うあなたたちにも、少し異常と思えるような食べっぷりでした。

 

内藤 清花:「あら?啓太、あなたそんなに食べる方だった?」

石沢 啓太:がつがつもぐもぐ

荒井 和哉:「石沢、お前どっちかというと小食じゃなかったか?」

 

KP:石沢はガツガツと無言で食べ進めていきます。さて、ではここで、内藤さんは【聞き耳】を振ってください。

 

内藤 清花:聞き耳(65)→ 34 成功

 

KP:では、【聞き耳】に成功した内藤さんは、石沢の足元のあたりからボリボリと何かをかみ砕くような音を聞きます。

 

 

内藤 清花:「ねえ、なにか、その…変な音しない?」

 

KP:って内藤さんから言われたら、荒井さんにも聞こえたことにしていいよ。

 

荒井 和哉:「ん?…そういえば、何か変な音が聞こえるな」

石沢 啓太:「もぐもぐ」

内藤 清花:「啓太…あなたの方から聞こえるようだけど?」

石沢 啓太:「……」

 

KP:石沢は相変わらず一心不乱に料理をかきこんでいます。

 

荒井 和哉:「石沢~お前そんな食べて後でヒーヒーしても知らないからな?」

 

内藤 清花:うーん。音が気になるので机の下をのぞき込みます。

 

KP:では、机の下、石沢の方を覗き見ると、両足が、どんどんと石沢の体の内側にめり込んでいっているのが見えます。にもかかわらず、血はまったく出ておらず、その光景はあまりにも非現実出来でした。

 

内藤 清花:えっ、なになに、早速SANチェック??(嬉しそう)

 

KP:なんで嬉しそうなの!もうちょっと待って描写させて!

  さらにめり込んでいく石沢の体は、もうとうとう上半身だけになり、腕の力だけでテーブルにしがみついている状態です。その状態でなお、手づかみで料理を無我夢中で食べている石沢。やがてその両腕すら次第に体の内側にめり込んでいきます。

  さて、じゃあここでもう一度【聞き耳】を振ってください。今度は二人ともね。

 

 

荒井 和哉:聞き耳(50)→ 81 失敗

内藤 清花:聞き耳(65)→ 72 失敗

 

 

荒井 和哉:うわ最悪。

KP:あなたたちの目の前で、とうとう石沢の体はすべて内側へめり込んで行ってしまいました。ただひとつ、最後に残った石沢の口を除いて。

 

石沢 啓太:「もっと…食べたい…」

 

KP:それが、石沢の最後の言葉でした。(シークレットダイス…ふむふむなるほど)石沢の口が、歯をむき出しにして荒井に飛び掛かってきます。

荒井 和哉:咄嗟に手近なところにある皿を盾にして、バタフライナイフをまさぐります。

KP:では、その突き出したお皿に向かって飛んできた石沢の口は、お皿に当たる前に掻き消えます。内藤さんの目には、煙のように消える様が見えたね。

 

荒井 和哉:「な、なんだったんだ…いまのは…」

 

KP:…と、いうわけでこの異常な光景を目撃してしまった二人には、お待ちかねの【SANチェック】の時間です(笑)

 

内藤 清花:SANチェック(46)→ 8 成功

荒井 和哉:SANチェック(65)→ 55 成功

 

KP:うん、まあ成功でも1減らしてね。

 

荒井 和哉:SAN65→64

内藤 清花:SAN46→45

 

 

荒井 和哉:「石沢はどこにいったんだ?」

内藤 清花:「荒井くん!あなた、体は大丈夫!?」

荒井 和哉:「あ、あぁ…」

 

荒井 和哉:皿に感触がなかったことにも動揺します。

 

内藤 清花:「啓太の…口?あれ、あなたにぶつかる前に掻き消えたようだけど」

 

荒井 和哉:立ち上がって石沢の席に向かいます。

内藤 清花:立ち上がって石沢の椅子を確認します。

KP:石沢の席には特に何もないよ。机には食べ散らかした皿が積み重なっている。

内藤 清花:啓太の荷物とかは?

KP:石沢の体と一緒に内側へめり込んでいったみたいだね。何も残っていない。

荒井 和哉:困惑した顔で内藤を見ます。

 

内藤 清花:「さっき…啓太が、言ってたの。仕事の話があるって、私に。」

内藤 清花:「食欲をなくすような話だって…だから後で、って」

荒井 和哉:「俺は聞いていないぞ?…内藤だけに言ったのか…」

内藤 清花:「ええ、だからてっきり、医学的な知識が必要な案件だと思って」

荒井 和哉:「そうか…仕事の関係の話か…」

 

内藤 清花:KP、ちなみに私たち、この部屋から出られるの?閉じ込められてたりする?

KP:え?いや?普通に出られるよ。

 

荒井 和哉:「とりあえず、ここを出ようか…」

内藤 清花:「啓太の持ち物もなにもない今、ここにいても仕方ないわね」

内藤 清花:「私の勘だけど、啓太の言ってたその「案件」と、今起こったことが何か関係がある気がするの」

内藤 清花:「啓太の家に、行ってみましょう」

荒井 和哉:「そうだな、じゃあ行くか」

 

内藤 清花:これってここのお会計どうするのかな。

荒井 和哉:まあ、普通に割り勘で支払って出るんじゃない?

内藤 清花:石沢めっちゃ食べてたよね(笑)

 

荒井 和哉:「…高くつくなぁ…」

 

KP:(友人一人目の前から消えて、気にするところはそこなのか)

  さてじゃあ、石沢の家へは何で移動する?

 

荒井 和哉:戦車!?(喜々)

内藤 清花:車で!荒井の車で!!

荒井 和哉:ちぇー、戦車操縦使いどころかと思ったのに。

KP:許可しかねる…。じゃあ、荒井の車で移動だね。石沢の家は…まあ友達だし二人とも知ってたってことでいいよ。

内藤 清花:荒井の運転技能いくつだっけ?

KP:待て。どんな危険運転で向かう気だ。すぐ着いていいよ!振りたがりか!

 

 

 

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KP:【1日目14:00 石沢のアパート前】

  安っぽいアパートの1階の一室が石沢の家兼事務所です。フリーのジャーナリストである石沢には自宅兼仕事場となっています。

 

荒井 和哉:「相変わらずこんなボロアパートに住んでるのか…」

 

荒井 和哉:これ当然かぎかかってるよね。

KP:まあ、家主留守にしてるから当たり前だね。

内藤 清花:じゃあ玄関ドアの周りを調べて、予備の鍵探します。

KP:ほう。うーん、じゃあ幸運の半分で、どっちかが振ってください。端数切捨てで。

 

荒井 和哉:幸運(32)→ 33 失敗

 

荒井 和哉:いちたりない…。

内藤 清花:妖怪のせいなのね。そうなのね。

KP:周辺を探してみましたが、カギは見つかりませんでした。

内藤 清花:これさ、玄関の裏側には大きめの窓のある部屋あるよね。

KP:え、うん。あるね、あるだろうね。

内藤 清花:じゃあ、そっちに回り込んでガラス割って侵入します。

荒井 和哉:あ、中を確認とかしない?

内藤 清花:あ。そうだね、まず中確認するね。【目星】?

KP:いや、いいよ。カーテンはしっかり閉まってない、暗い室内がかろうじて見える感じ。中に誰もいないようだけど、詳しくはここからじゃわからないね。

 

荒井 和哉:「何か見えるか?」

内藤 清花:「特に、なにも…」

 

内藤 清花:じゃあ、やっぱりガラス割るかな。

KP:どうやって?

荒井 和哉:グーで殴ると怪我しそうじゃん?ガラスにハンカチ当てて、肘鉄でガッって…。

内藤 清花:あー。音たてたら確実に人が来るしね。まだ日中だし。

KP:うん、今14時くらいだからね。(大きな音を立てるようだったら判定マイナスしようかと思ったけど)じゃあ、今ので人が来たか、【幸運】で振ってください。割った内藤さんかな。

 

内藤 清花:幸運(45)→ 23 成功

 

内藤 清花:おっし。成功。ってなわけで、ガチャン!

荒井 和哉:「おいおいおいおい」(といいつつ周辺を見回して人が来ていないか確認します)

KP:【幸運】に成功してるからね。大きな音も立たなかったし、その音を聞いて誰かが出てくる、なんてこともなかったよ。

 

内藤 清花:「荒井くん、ちょっと待ってて。私が先に中に入って、中から鍵をあけるわ」

荒井 和哉:「おう、分かった」

内藤 清花:中に入ります。

荒井 和哉:内藤が中に入ったことを確認したら、玄関に向かいます。

 

内藤 清花:電気をつけ、中から鍵をあけ、荒井を迎え入れます

KP:石沢の部屋は、男の一人暮らしにしては片付いています。部屋には資料棚、机、ゴミ箱があります。机の上には最新型のノートパソコンがありますね

内藤 清花:あ、言ってなかったけどKP、私ハンカチで指紋残らないようにしてるから。あとガラス踏むといけないから土足のまま行動してます。

KP:(犯罪に対するロールがナチュラルでリアルなの怖い。)

内藤 清花:あ、あと【聞き耳】したい。っていうか部屋のにおいとか嗅ぎたい。

KP:え、ああ、とくに変なにおいとかはしないよ。せいぜい、ちょっと埃のにおいがするかなくらい。

荒井 和哉:んー。荒井はパソコンを起動させようとするかなあ。

内藤 清花:ノートPCは、持っていこう。っていうか、目ぼしいものをざっくり持って車戻ろう。ここで調べものしたくないよ、不法侵入だし。

荒井 和哉:じゃあ、KP、クローゼットとかある?あと間取りは?

KP:えっ(そんな情報ハンドアウトにはないな…設定生やすか)間取りは1Kでクローゼットが居室側にあるよ。

荒井 和哉:じゃあクローゼット探す。

 

内藤 清花:「私は机を調べるけど荒井くんは、どうする?」

荒井 和哉:「クローゼットとか他もみてみるよ」

 

内藤 清花:で、机及びその周辺を探します。ざっくり何が載ってるかを見る。

KP:まあ、資料が15㎝くらいの高さで積んであるかな…摂食障害に関する本なんかと、雑誌や新聞の切り抜きなんかがあるね。

内藤 清花:ふむ。じゃあ、机はいったんおいておいて、ゴミ箱チェックするかな。

KP:ゴミ箱の中には、不要になった資料が丸ごと捨ててある感じだよ。でも、ゴミ箱の底の方には、くしゃくしゃに丸まったメモ紙が見つかるね。

内藤 清花:ティッシュではないんだよね?

KP:一応言っておくけど、男の夢が詰まってるとかそんなことはないからね。

荒井 和哉:男の一人暮らしだぞ。腐ったヨーグルトが付着している可能性だってある。

内藤 清花:やだ汚い。

KP:ないから!なんでそんなもん詳しく描写せにゃならんのだ。

内藤 清花:じゃあメモ開きます。

KP:そこにはヒキガエルの顔にコウモリの耳、体は太ったクマのような不思議な生き物が描かれています。一見ユーモラスとも見えなくないその姿に、しかしあなたは妙な気味の悪さを感じる。

  はい、0/1D3でSANチェックしてください。

 

内藤 清花:SANチェック(44)→ 22 成功

 

内藤 清花:ちょっとぞっとしたのか。うーん、じゃあ、そのメモは特に荒井に見せずに、伸ばしてたたんでポケットに入れるかな。で、机の上をあさる。

KP:一方荒井は、クローゼット見てるんだっけ?

荒井 和哉:うん、カメラとかボイスレコーダーとかないかな。ふつうあるでしょ、フリーのジャーナリストなら。

KP:ああ…うん、あるだろうね(設定にはないな)。

荒井 和哉:しかも、そういうの仕事じゃない友人との飯のときは持ち歩いてないと思うわけよ。

KP:うーん、なるほど(なんだろう、正論なんだけどこれ言ってる荒井が10㎏のダンベル持ってる時点であんま説得力ないんだよなあ)

  じゃあ、【幸運】で振ってもらうかな。

 

荒井 和哉:幸運(65)→ 2 成功

 

KP:じゃあ、カメラがあったってことで。

 

荒井 和哉:中身を確認しようとします。

内藤 清花:「それは、そのまま持っていきましょう」

内藤 清花:「何か映っているかもしれないし」

荒井 和哉:「あぁ。まぁあまり荷物を増やすと外に出たタイミングで誰かに見られたら厄介だぞ」

内藤 清花:「ここじゃなく、どこかゆっくり見れるところで見た方がいいと思うんだけど…」

内藤 清花:「まあでも、荒井くんに任せるわ」

荒井 和哉:まあ、じゃあ持っていくことにします。

KP:(泥棒に徹するのはいいけど、この後どうするつもりなのかなアレが来たら)

 

荒井 和哉:資料棚を見ます。

KP:資料棚全体を調べようと思うと、8時間経過の後【図書館】を振ってもらうけど。

荒井 和哉:え。んーじゃあそうだな、資料棚の中でも、机に近いところに限ってみたら?

KP:んー。そこだけなら失敗で2時間、成功で1時間で必要そうな資料がまとまるよ。

 

荒井 和哉:図書館(60)→ 84 失敗

 

荒井 和哉:あ。

内藤 清花:これ私が手伝ったら時間半分になったりしない?

KP:んじゃ、途中から参加したってことでフォローいいよ。

 

内藤 清花:図書館(25)→ 24 成功

 

KP:(初期値でも成功しちゃうのがダイスなんだよなあ…)じゃあ、1時間半ほどで2人はおおよその資料を集めきりました。

  最近の石沢は、摂食障害についての資料を集めていたようです。

内藤 清花:接触障害?

KP:触る方じゃなくて食べる方ね。

  摂食障害っていうのは若い女性に多く見られる病気のことで、「過食症」と「拒食症」に分けられる。

  摂食障害患者は精神的に不安定になり、様々な精神疾病を併発することがある――といったことがわかるよ。

内藤 清花:じゃあ、カメラとノートパソコンと、あと集めた資料を持って部屋を出よう。

 

KP:(シークレットダイスをコロコロ)

 

 

内藤 清花:「一通り、集めた資料を、いったんどこかでちゃんと確認したいわね」

荒井 和哉:「あぁ、ここから出るか」

 

 

 

 

 

KP:そのとき、ピンポーンと、部屋のチャイムが鳴りました。

 

(続く)