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クトゥルフTRPGのリプレイなど

クトゥルフTRPG リプレイ 首切り様(後半)

 

この話は、クトゥルフTRPG シナリオ「首切り様」のリプレイになります。

ネタバレなどありますので、まだプレイしていない方は注意です!

 

 

 

 

 

前回までのあらすじ

 

謎の失踪を遂げた二人の友達を探すため、ヤスンと本因坊は立ち上がった!

しかしその途中ヤスンは不気味な赤い女を目にしてしまう。

夜、寝静まるヤスンの家に現れる赤い女・・・絶体絶命のピンチの中、果たしてヤスンの命運やいかに!次回、「ヤスン、死す」絶対見てくれよな!

 

KP ということで首が切られてヤスンは完全に絶命しました。そして、本因坊も赤い女を見ますが、幸いなことに女は一瞬でフッと消えますね。しかし女を見てしまったこととヤスンがえらいことになっちまったアレでSANチェックです。

 

本因坊 「ヤスン・・・wwwヤスン・・wwwコロコロ」

KP はい、SANチェックは成功ですね。ヤスンの死に本因坊さんは大爆笑ですが特に精神的なショックはなかったようです。さて、惨劇の部屋の中ひとりたたずむ本因坊ですが・・・。どうしますか。

ヤスン (これ終わったの?)

KP (どうしようね。こんな早く死ぬことは想定していなかったよ。そうだ、なんかもう本因坊がヤスンの雪辱を果たすために新しい友達を誘う感じでいいんじゃない)

本因坊 (そうだそうだ、じゃあヤンスでいいじゃない、うりふたつのアレで)

ヤスン (おお・・・じゃあそうしよう カキカキ・・)

キャラクターシートの名前をヤンスに書き換えるヤスン)

本因坊 「とりあえず警察に電話しないと・・・」

ヤンス 「やあ」

本因坊 「えっ誰ですかあなたは」

ヤンス 「俺はヤンス。ヤスンの兄弟だ」

本因坊 「そういえば顔も雰囲気もうりふたつ!」

ヤンス 「あいつは死んで当然のやつだったぜ」

本因坊 「は、はあww」まあ、とりあえずそんなヤンスはさておいて警察に電話します。

KP 「ガチャ。はい、警察です」

本因坊 「殺人事件が!かくかくしかじか」と説明します。

KP では、数分後、警察がすごい勢いできました。首だけの死体と、本因坊、そしてチェーンソーを持った怪しい男を見て、まあ、当然ですけど、すごく怪しんでいますね」

警察「は、犯人だー!!このチェーンソーが動かぬ証拠!!」

ヤンス「言いくるめます」

本因坊「またwww一生懸命説明します。これは首切り女みたいのがカクカクシカジカ」

KP はい、ではここで幸運でロールどうぞ・・・成功ですね。では、警察官は実は以前にもこのような首切り殺人事件を担当したことがあったようです。

警察官「確かに・・・この首だけを残す異常な様相。この首の傷も明らかにチェーンソーのものではなく・・・何か異質な・・・私は以前にもこのような事件を担当したことがあります」

ヤンス「詳しく聞かせてもらおうか」

本因坊「話したまえ」

警察官「こういう首切り事件は、実はこの街では古くから散発している。50年の間に、13回。10年前にも同じように、首だけの変死体が発見された事件があった。それらの事件は不思議なことに、いつも首だけが見つかり、体は発見されることがなかった。そして、必ず、深夜、部屋の中で殺人が起こり、容疑者は誰一人としてあがらなかったんだ」

本因坊「ふむふむ」

警察官「でも、ここ10年は事件はおこっていなかったんだがな・・」

KP といって、警察官はいろいろと調べる感じでした。まあ残りの二人はそれぞれの家に帰って、寝ることになりますね。

本因坊「あ、警察官に連絡先を教えておきます」

KP はい、それでは連絡先を伝えました。では、そうこうして次の日までは普通にお互い家で寝たということで。朝ですね。チュンチュン。

 

ヤンス「とりあえず、ショウゴの家にいこう。大家さん帰ってきてる」

本因坊「えっなんでヤンスがそのへん知ってるの?おかしくない?」

ヤンス「えっ・・・いや、ヤスンのダイイングメッセージ読んだんだよ」

本因坊「ヤスン、ダイイングメッセージ残してたのwww」

ヤンス「死ぬ直前まで、こう、ノートに書き続けてたんだよ。だから全部知ってる」

本因坊「死ぬ直前まで?!」

KP 赤い女とかが出てきたときも書いてたの?

ヤンス「こう、今、赤い女が目の前に近づいてきて・・・首がーっ・・てところでノートは終わってる」

本因坊「死ぬ直前までヤスン何してんのwwww」

KP そんなことしてたから死んでしまったのでは?

ヤンス「まあそのおかげで俺は全部を知ることができた。さあショウゴの家に行こう」

KP はい、では言いくるめですが、まあ成功したので、ショウゴの家につきましたね。

 

ヤンス「大家さん大家さん出てこいや!」

大家「ああ、はいはいどうされました?」

ヤンス「ショウゴの家を開けてくれ」

大家「やぶからぼうに、どうしたんです」

本因坊「実は、かくかくしかじかでショウゴさんが行方不明で。もしかしたら、殺人事件に巻き込まれているかもしれないんです」

大家「なんと、殺人事件?」

本因坊「ええ、実際昨日私の友達も殺されました」

ヤンス「兄弟です」

大家「そ、それは大変だ。私もアパートで殺人事件なんてあってもらっては困りますからね、確認しましょう」

KP といって、ショウゴの部屋を開けてくれますね。二人は中に入ると、そこはこざっぱりとした、まあ、普通の男の部屋という感じですね。一見して変なところは見当たらないようですが。どうしましょう。

本因坊「えーっとパソコンはありますか?」

KP ああ、ありますね。そうですねヤンスもハッカーですもんね。

ヤンス え?

KP コンピューター技能あるでしょ?

ヤンス ん?

本因坊 ・・・。

KP えっ無いの?ハッカーなのにコンピューターできないの?

ヤンス そういうハッカーじゃないから、俺。

KP まさかのアナログハッカー本因坊は?

本因坊 50くらいある。

KP すごい。じゃあコンピューターを調べるとして何を調べるの?

ヤスン 「カレンダーとか見よう。予定とか」

じゃあ本因坊のコンピューターでふります。コロコロ・・・。失敗。でもまあ、カレンダーくらいは簡単に見れました。どうやらショウゴは近々引越しの予定があったみたいですね。

本因坊「ほうほう、あー結婚するとか言ってたかもね」

ヤンス「二人で暮らすあれか。部屋の中は異臭とかしないの?」

KP えー目星でどうぞ。・・・ミイホン成功。では二人は何の匂いも感じ取りませんでしたが、ミイホンが、床にどうやら血を拭き取った跡があることに気づきますね。

本因坊「なにー!やっぱりここでも何かあったよ。他には何かないかな。クローゼットをあさります。」

KP 得にクローゼットには変なものはないね。部屋には、後は、机、冷蔵庫、ゴミ箱などあります」

本因坊「机の引き出しをあけます」

KP 中には、マンションの契約書が入っていたね。住所とかも書いてある。

本因坊「おっいいね。そこに後でいってみよう」

ヤンス「冷蔵庫は?」

KP 開けてみると、ぱっとみた感じでは特に気づきませんが。目星を振ってください。成功したので、そこにも小さな血痕があることにきづきました」

ヤンス「冷蔵庫に血痕・・・」

本因坊「ゴミ箱は?」

KP ゴミ箱をみると、そうですね、そこには血のべっとりついたタオルがあることにも気づきますね。

ヤンス「ショウゴ殺されてるんじゃない。それで、その首をもってサヨがどこかにいったとか・・・」

KP ・・・。

本因坊「怖くなってきたねなんか」

KP さて、ここで調べられることはこのくらいだけど、どうする?今は時間は11時くらい。

本因坊「とりあえず、警察には電話しないとね」

警察 プルルルル「はい、警察です」

本因坊「えっと、行方不明だったショウゴさんの家で、血のついたタオルとかありました」と報告します。

警察 「なんと、それは大変だ、後ほど我々も捜査に向かいます!」

KP と警察も動くようです。

本因坊「おっけー。んじゃ、時間もあれだから、二手に別れる?ショウゴの新しいマンションと、昨日の掃除のおじさんのところ行くよね」

ヤンス「えっ一緒に行こうよ(不安げ)」

本因坊「んーでも、まだ夜じゃないし大丈夫だよ」

ヤンス「そうか、なら別れようか」

本因坊「私は、掃除のおじさんがやっぱり気になるからそっちに行くよ。チェーンソー持ってくると、また逃げちゃうし」

ヤンス「確かにな・・・じゃあ俺はマンションに行くよ」

KP では、二人はそれぞれ分かれて行動ということですね。じゃあ、本因坊の場面から入りましょう。

本因坊 入りたまえ!

KP はい、ではタクシーで、また山の上までやってきました。そこには、昨日のおじさんがいますね。

おじさん「あ、あなたは昨日の・・ひぃい」

本因坊「おじさん、大丈夫今日はあの変な人はいませんから。それより、話をきかせてくれませんか」

おじさん「うーん・・・しかし私は何も知らないですぞ」

本因坊「お願いします、実は、昨日の人はかくかくしかじかで死んでしまって・・・次は私が殺されてしまうかもしれないんです!あやしい祠のこととかも何か知りませんか」

おじさん「な、なんと・・・そんなことが・・・、わかりました、話しましょう。実は、私はここの山の持ち主に雇われているのですが、その祠には決して人を入れてはならない、と言われていたのです。そして、その祠の紐や札を切ってはならないときつく言われていたのですが・・・実は、10日ほど前に掃除していたらうっかり切ってしまって」

本因坊「うおーやっぱりそうだったのか」

ヤンス (なんか俺がいないと話がどんどんすすむね?)

本因坊 ふふふ。「どうして、その祠には札が?」

おじさん「10年前に、くびきりさまという恐ろしい存在を、そこに封印したと聞いています。封印したのは、近所の神社の神主様の娘がやったとか・・・」

本因坊「そこの神社へ行ってみたいですな。あと、山の持ち主さんにも話が聞いてみたい」

おじさん「山の持ち主には黙っていてください、私が首になってしまいます!神社は、すぐそばですよ」

本因坊「では、神社にいきます」

KP はい、神社はそこから歩いていけるような近さにありました。掃除している神主さんが見えますね。

本因坊 話を聞きます。「こんにちは!」

神主 「おお、こんにちは」

本因坊 「実は、くびきりさまのことを聞きたいのですが」

神主 「くびきりさま、だと。あれは、昔この街で生まれたとされている。この世におってはならん存在だった。祓おうにも情けない話だが、私の手にはおえんかった。しかし10年ほど前、私の娘が慶野山にて封印したんだ」

本因坊「娘さんはどこにいるんですか?」

神主 「今は行方不明だ。違う街のお祓いに行ってから戻ってこん。探してもみつからん」と悲しそうです。

本因坊 「実は、くびきりさまに、昨日友達が殺されてしまったんです」

神主 「な、なんだと・・・!しかしあれは封印されているはずじゃ」

本因坊 「祠の札とか、紐が切れてしまっていました」

神主 「なんと・・・封印が解かれてしまっているのか・・・」

本因坊「しかも、実は私もそのくびきりさまを見てしまったのです。何とかなりませんか」

神主 「それは大変なことだ・・・。このままでは、おぬしは殺されることになってしまう。防ぐためには、くびきりさまを改めて封印するしかない」

本因坊「どうしたら封印できますか?」

神主「実は、その方法が書かれた本があったのだが、ちょうど1週間ほどまえ、若い青年が来てその本を貸してしまっていてな」

ヤンス (青年!ショウゴじゃない?)

本因坊「その人の連絡先は聞いていますか?携帯番号とか」

神主「おお、携帯番号なら聞いておるよ」

本因坊「それと私が持っているショウゴの携帯番号が一致するか調べてみます」

KP はい、完全に一致しましたね。

ヤンス (完全にショウゴだ)

本因坊「ふむふむ・・・そうしたら、その本を手に入れればいいって感じかな。神主さんも連絡先教えてください。また何かわかったら連絡します!」

神主「おお、そうだな。そしたらお主はくびきりさまを見てしまったと言ったな・・・それならこれを持って行きなさい。このお札は、くびきりさまを一度だけ追いはらう効果のある札だ」

本因坊「わあ!ありがとう!そんないいものなら、それいっぱいください!」

神主「いや、1枚しか無いのじゃ」

本因坊「ちっ」

KP では、そろそろヤンスのほうに移ろうか。ヤンスは、ショウゴの家にあったマンションの契約書の住所のところに行くんだよね。

ヤンス「チェーンソー持ってのりこむぜ」

KP はい、言いくるめはやっぱり成功したので、まあまあ山奥のそのマンションにたどり着きました。どうする?

ヤンス 大家さんのところに行きます。「おーい!大家さん!」

大家 「なんですか?うわっなんですかあなたチェーンソー持って怖い」

ヤンス「とりあえず俺の兄弟がかくかくしかじかで死んだから、ショウゴの家をあけてください」

KP しかし、チェーンソーをもった怪しい男に大家さんは明らかに訝しげですね。

ヤンス 言いくるめます。

KP うおっ失敗。それでは、大家さんは「いい加減にしてくれ、警察を呼ぶぞ!おい!」といよいよ雲行きが怪しいです。

ヤンス ううー・・、それなら一旦引き下がるか・・・。どうしたらいいんだ・・・詰んだ・・・・。

本因坊 (・・・すっごく言いたいことがあるけど、その場にいないから黙ってる)

ヤンス 本因坊に電話、電話します。

KP wwwはい。本因坊はそのころ、そうですね、神社に向かおうかなーってとこくらいですね。

ヤンス 「もしもし?」

本因坊 「はい、ヤンスどう?そっちの様子は」

ヤンス 「いや、大家の野郎が開けてくれなくてさ・・・詰んだ」

本因坊 「いやいや、えっと、まずショウゴの住んでる部屋には行ったの?普通にいるかもしれないし」

ヤンス 「・・・確かに」

ヤンス ショウゴの部屋に行きます。

KP www。はい、では契約書に書いてあった部屋の前につきましたね。

ヤンス チャイムならしてみます。

KP 特に反応はありません。

ヤンス 詰んだ。

KP そして、先ほどの大家さんがチェーンソーを持った男がうろうろしてるのを不安げに見ていますね。

ヤンス やばい。隠れます。

KP 隠れる、もってたっけ?

ヤンス ある。80?

KP すごいな。では隠れるでロール・・・成功しました。では、ヤンスはそのあたりの物陰にするりと隠れました。大家さんもいなくなったかーと安心してる感じですね。

ヤンス そのまま本因坊に電話します。

KP wwwはいどうぞwww

ヤンス 「チャイム鳴らしても出てこないわ。大家も全然信じてくれないというか」

本因坊 「それなら、警察に電話したら?警察もショウゴは追ってるだろうし、ここにきてるかもって伝えれば動いてくれるよ」

ヤンス その手があったか。警察に電話しよう。プルルル。

警察官「はい、警察です!」

ヤンス「あの行方不明のショウゴが来てるかも、ここに」という情報を垂れ込みます。

警察官「なに、そうですか、ではすぐに向かいます」

KP では、警察官は15分くらいでここにたどり着くようです。その間はどうする?

ヤンス 隠れてる。

KP えっ、はい。隠れて待ってるんだね。ではヤスンが物陰で震えながら待っていると、警察官がやってきました。ヤスンが伝えた部屋に向かっていくね。

ヤンス それを隠れて見てます。

KP ずっと隠れてるwwwでは、警察は部屋のまで、チャイムを鳴らしたり、ドンドンと叩きながら「警察だー!開けなさいー!」とやっていますね。すると、驚いたことに。ドアがすっと開いて、中からショウゴが出てきました。

ヤンス やっぱり中にいやがった!

KP そして、警察としばらく話をしたあと、警察は帰って行きました。ドアはまた閉じました。それを物陰からヤンスは一部始終見ていました。

ヤンス 「見てしまったぜショウゴさんよ・・・」と言って。

KP といって?

ヤンス 本因坊が来るのを待ちます。

KP www。それでは、本因坊のターンに戻りましょうか。本因坊は、神社を出たところだね。マンションに向かうんだよね。

本因坊 向かいます。

KP それでは、15時ですね。本因坊がマンションにたどり着くと、物陰に潜むチェーンソーの男と出会ったと。

本因坊「何してるの」

ヤンス「いや、隠れてた」

本因坊 情報を共有します。「さて、じゃあ・・・ショウゴは中にいるんだし、どうしようかねえ。チャイムならしても出てこないよね」

ヤンス「ふっふっふ・・・そう思うだろ?しかし、俺は魔法の呪文を手に入れたんだ」

本因坊「えっ」

ヤンス「警察だー!っていうと出て来るぞあいつ」

本因坊「www。そうだったね」

KP www。はい、では、部屋に行くと。

ヤンス 行く。

本因坊 では、チャイムを鳴らして、叫びます。「こんこんこん!本因坊だよー!」

KP 反応はありませんね。

本因坊 「こんこーん!本因坊だよ!警察も来てるよー!」

KP は、はい。それではその言葉に反応して・・・。ぎぎーっと、ドアが開きました。ショウゴの顔が覗いています。あなた方を見た瞬間、とても驚いた表情をしますね。

本因坊 見つけた!!すばやくドアの間に足を入れます。

ヤンス 「やっと会えたぜ!!」

本因坊 「探したぞ!どうしてたんだよ!」

ショウゴ「お前ら・・・警察じゃないじゃないか。どうしたんだよ」

本因坊 「行方不明になってたから探しにきたんだよ!くびきりさまも見てしまったんだよ!」

ショウゴ「そ、そうか、くびきりさまは本当だったんだな、やっぱり」

ヤンス 「お前もくびきりさまを見たのか?」

ショウゴ 「いや、俺は見ていない。でも、サヨがそんなようなことを言ってた」

本因坊「サヨちゃんはどうしたの?」

ショウゴ「サヨは・・・紗代は、あの日俺が寝ている間にどこかに行ってしまったんだよ。それを、俺はご両親に伝える勇気がなくて、逃げたんだ。

もちろん、紗代のことは俺も探してる。まったく手がかりはないけどな」

ヤンス まてよ、それじゃでも、家の中にあった血の後とかの説明が全然できてない。「お前の部屋にあった血はなんなんだ」

ショウゴ 「お、お前ら俺の部屋に入ったのか?!いや、それはちょっと・・怪我をしてしまってな」

本因坊 あやしい。サヨちゃんの死体とか中にありそうだよね。

ヤンス そうだよなー。頭おかしくなって、死体だけ大事に持ってるとか。

本因坊 心理学ふりたい。

KP はい、心理学ね。じゃあ二人ともやるってことでふります。これはKPだけが結果見えるやつね、コロコロ・・・。(おっ成功)。じゃあ、そのショウゴは、明らかに嘘ついてるなーっと長い付き合いの二人はわかりました。

ヤンス「とりあえず、中に入れてよ」

ショウゴ「いや、まてよ。今は散らかってるから」

本因坊 足は入れてるからね。中に見える範囲で目星とか。

KP ぱっと見て、見える範囲にはとりあえずおかしなところはなさそうだね。そうこうしてるうちに、ショウゴは「とにかく、今日は帰ってくれよ」と無理やりドアを閉めようとします。

本因坊「閉めさせないよ!」

ヤンス チェーンソーを出して、「おい、とにかく中にいれろ」と脅します。

ショウゴ「お、おい!!何を出してんだよ!まじかよ!」

KP とかなり怯えた様子です。無理やり開けるの?

本因坊 ・・・開ける。

KP それなら、ショウゴと本因坊のSTRロールです。かつ、今回は舌なめずりしたヤンスがチェンソーをウィィィィィンと真後ろで構えているので、恐怖でショウゴは力が出せないってことで、30の補正をかけますね。コロコロ・・・成功です。

ヤンス「おとなしく開けたまえ」

KP ショウゴを突き飛ばし、本因坊とヤンスがぐおおおっと中に押し入ると。ぱっと、見た感じでは大きな異常はありませんが。机の上に一冊の本と、たくさんの薬品が置かれているのに気づきます。

ヤンス「この本はなんだ」

KP ショウゴは、中に入ってこられてやや諦めたように、ぐったりと言います。

ショウゴ「ああ、それは神社で借りたんだ。くびきりさまについて調べたくてな。サヨもそんなことを言ってたし」

ヤンス「ふーん・・・この薬は?」

ショウゴ「いや、それは・・・」ごにょごにょと答えにくそうにしています。

本因坊 部屋の中全体に目星がしたい。

KP いいでしょう、じゃあ、でもここは聞き耳かな。

本因坊 聞き耳50くらいあるよ。

ヤンス 初期値。25。

KP はい、じゃあそれでふります。コロコロ、あ、本因坊失敗。ヤンスは・・・コロコロ、おっ成功!

ヤンス よし!

KP では、ヤンスは、部屋の奥の冷蔵庫から、何か音が聞こえるのに気がつきますね。音というか、小さな声のような。

ヤンス ええ・・・「本因坊、なんか、聞こえる。声みたいの聞こえる」

本因坊 「えー、どんなの?」

ヤンス 「なんか声みたいの」

KP 冷蔵庫開けますか?

ヤンス 「本因坊開けてよ」

本因坊 「なんでww」

ヤンス 「いや、ここは本因坊開けて」

本因坊 えー・・・わかった。じゃあ、冷蔵庫を・・・開けます。

KP はい、では、本因坊がそうやって冷蔵庫を開けようと近づくと、ショウゴがすごい勢いで「やめろ!開けるな!」と止めようとします。STRロールで・・・負けましたので、本因坊はがっちり組みつかれてしまいますね。

ヤンス その隙に俺が開けよう。

KP はい、ではそうやって本因坊とショウゴがわあわあやってる間に、ヤンスが冷蔵庫のドアをあけました。・・・ヤンスが冷蔵庫をあけると、そこには女性の生首がありました。その異常な光景はさらに異常なものになっていきます。

その生首には意識があったのです。そして、ずっと「殺して・・・殺して・・・殺して」という言葉を繰り返し発し・・・泣いていたのです。

ヤンス ・・・・・・。

KP そんなあれを見てしまったヤンスはSANチェックです。失敗。3の喪失です。本因坊も、その光景を見るよね。

本因坊 うん・・・。

KP そうすると、友達である本因坊には、それがサヨちゃんだとわかりました。そして、サヨの生首も、本因坊を見つめると、「あっ・・本因坊・・・」と声を出します。「ヤスン・・・に似た、違う人?」とも言います。まあ、本因坊SANチェックです。失敗、−3だね。

本因坊「サ、サヨちゃーん!ひさしぶりだよ!」

その様子を見たショウゴは、力を抜くと、開き直ったように、言いました。

ショウゴ「ハハハハ、この世に非科学的なものなんてないと思ってたけど、あるもなんだな。・・・目の前で、サヨが首だけになったとき、あの本の内容を思い出したんだ。首だけでも、命をとどめておける方法を。すぐに試したよ。

まさか本当に首だけで生きていけるなんてな」

サヨ「殺して・・・殺して・・・。こんな姿のままで、生きていけない。お願い」

ショウゴ「俺は、首だけのサヨでも愛し続ける自信がある。

サヨがいなくなる方が俺には耐えられない」

本因坊 ・・・。

ヤンス ・・・。

KP さて、どうしますか。

ヤンス 「いや・・・でも殺すのは、いかんよ」

本因坊 「神社にサヤちゃんを連れて行こう」

ヤンス 「お、おお」

本因坊 「なんか神主さんが知ってるかもしれない」

ショウゴ「そんな方法があるのか、本には、首切り様を封印する方法と、首だけのまま生かす方法以上のことは書かれていなかったぞ」

本因坊 「わかんないけど、封印が成功すればそういうこともあるかもだし」

ショウゴ 「いや・・・俺たちのことはほっておいてくれないか。俺とサヨは二人で静かに暮らしていく」

KP でも、サヨはずっと殺して・・・と泣きながら繰り返していますね。

ヤンス「ところで、その首だけの方法、ヤスンにはできないの」

本因坊「そうだった、ヤスンも死んじゃってたね」

ヤンス「おい!一番大事なとこだろう!」

ショウゴ「や、ヤスンも死んじまったのか・・・しかし残念だが時間が経ってしまったら無理だと思う」

本因坊「そっかー残念」

ヤンス「えっそれだけ?」

本因坊「でも、とりあえずサヨちゃんを連れて神主さまのとこにいこう」

KP えー・・大きいバッグはありますので、サヨちゃんをそこに入れて連れていくことはできそうですね。ショウゴは嫌そうですけど。

ヤンス「いこう」

本因坊「神社に行きます」

KP はい、では3人・・いや4人・・?は、とにかく神社まできました。

神主「おおっ、こ、これは・・・首だけになって人が生きているとは・・・」

本因坊「神主さん、治す方法をしりませんか」

神主「いや、わしはわからない・・すまない。くびきりさまを封印する方法なら、この本があればワシにもできると思うが」

ヤンス「じゃあ、まず封印をしてもらうか」

紙主「それなら、それほど時間もかからずやれる。1時間くらいでできるだろう」

KP では、封印に向かうと。

ヤンス うん。

本因坊 そうだね。

KP では、5人は封印の祠にやってきました。神主はその本を参照しながら、儀式を行いましたね。しかし、儀式が終了しても、サヨの姿は戻りませんでした。

神主「これで、もうくびきりさまは現れないはずだ。しかし・・サヨさんは・・・」

サヨ「お願い、こんな姿で生きていたくない。お願い」

ヤンス「・・・まだわからない、ちゃんと封印されてないかも」

本因坊「うん、1日待ってみよ。夜にくびきりさまが出て来るかもしれない」

KP 朝まで、待つ?それぞれ家に帰る感じ?

ヤンス「いや、ショウゴ・・・も、一緒に、4人で泊まる」

本因坊「神社に泊まらせてもらおうよ」

KP まじか。うーんでも、そうか。じゃあ神主さんも「こんなことが起こったばかりだ、泊まって行きなさい」と言ってくれるね。神社の近くの社務所に神主さんは住んでるので、そこに部屋を準備してくれました。

ヤンス 夜、出るよきっと。

KP はい、では4人は同じ部屋で、寝ています。ここで聞き耳をしてもらいますね。コロコロ・・・。ヤンスだけ、成功。

ヤンス おう?

KP では、ヤンスは、がちゃり、とドアが開く小さな音を聞きました。見ると、大きなバックをもって、ショウゴがこっそりと社務所を出て行こうとしていますね。

ヤンス「ばかやろー!」って追いかける。

KP ショウゴは、走って逃げ出しました。捕まえるんだね?

ヤンス 捕まえる。

KP では、ショウゴとのDEX対抗で成功したら、追いつけることにしましょう。ヤンスのDEXは?

ヤンス 15。

KP 素早い。力3なのに・・・。では、ロールします。コロコロ。成功です。では、ヤンスは風のように走り、ショウゴに追いつきました。

本因坊 そんな騒ぎを聞いて、私も起きていいよね?!私もおいかけます!

KP はい、では本因坊も起きて、追いかけ始めたと。その前にでは追いついたヤンスはどうしますか?

ヤンス 殴る。

KP えっ。

ヤンス マーシャルアーツっていうのとったから。

KP まじかよ。ハッカーなのに?どんなハッカーなんだ・・・では、風のように走り振り向いたショウゴの顔面めがけて鍛え上げたマーシャルアーツの拳が打ち込まれます。えーっとダイスコロコロ・・・命中・・・コロコロ・・ダメージは・・・4ですね!

ヤンス 「おらー!!!」

KP えー、振り向きざまに顔面を撃ち抜かれたショウゴは、ダメージを受けてきりもみ回転で倒れます。本因坊もそのころに追いついたということで。

ヤンス 「何してんだ!」

ショウゴ「ぐう・・・。どうしても、サヨと二人で生きて行きたかったんだ・・・」

サヨ「やだ、私は・・死にたい」

ショウゴ「・・・サヨはこういっているけど・・。今だけさ。手や足を失った人間はその絶望に耐えられず自殺を考えてしまうんだ。俺が担当した患者でもそういう人は何人もみたよ。でも、生きている患者は必ず絶望から立ちなおって新しい人生を歩んでいた。サヨだってそうさ。いつか必ず幸せになれる」

ヤンス「・・・」

本因坊「でも・・・」

KP どうしますか。

ヤンス とりあえず、二人を連れて戻ろう。 

KP はい、では、顔面をひどく腫らしたショウゴとサヨを連れて、二人は帰って来ました。もう、ショウゴは逃げようという気もないようで、黙っていますね。それでは、夜は過ぎ、朝を迎えました。

ヤンス「えっ朝だ」

本因坊「くびきりさまこなかったね!!」

KP しかし、やはりサヨの姿はそのままでした。では、ここで・・・エンディングに入りますね。

ヤンス「おー・・・」

本因坊「・・・はい!」

KP 結局、それ以降、首切り様はその日から家にはこなくなりました。

ショウゴとサヨは、二人またマンションに戻っていきました。そして、しばらくして、連絡がまた途絶えました。2人が今どのように暮らしているかはわかりません。もしかしたら、ショウゴの言うとおりサヨは希望を取り戻し、2人は幸せに暮らしているかもしれません。しかし一生絶望の底にいるままかもしれません。それは、誰にもわかりません・・・。・・・はい!お疲れ様でしたー!

 

ヤスン お疲れ様—。

ミイホン お疲れ様ー。やったー生還したよ!でも、これ一番いいエンディング?

イコプ そうだね、一番かはわからないけど、全滅とか謎のまま、ってやつじゃなかったから、いいほうなんじゃないかな?

ヤスン ヤスン死んでるよ!良くねーよ!

イコプ wwwたしかに!でもまあ、ヤスンの仇はとったよ。

 

ということで、くびきりさま、リプレイでした。ヤスンの初めてのTRPG、かつキーパーもキーパー2回目というグダグダでしたけど楽しかったです。結構ホラーあったり、考えさせられるところあったりで、とても良かったです。ぜひみなさんもキーパーとかやってみてください!

 

シナリオはこちらから。

製作者様:@marikoro_dayo

シナリオ:クトゥルフ神話TRPGフリーシナリオ配布【首切り様】