クトゥルフ神話TRPG「蛇の屋敷」をVCで行いましたので、そのリプレイをだいたいの記憶を頼りにだいたい残しておきます。だいたい。
【シナリオ】
蛇の屋敷:作 コウノスケさん
以後、シナリオのネタバレがありますので今後プレイされる方はご注意を!
【プレイヤー】
詐欺師。ドラゴ◯ボールのセルとサザ◯さんのアナゴさんを組み合わせたかのような外見だが、プレイ中はずっと完全にアナゴさんの物真似をし続けていた。セルはどこ行った。ステータスは概ね平均的だが、言いくるめ、説得など交渉術に全振りしたスキルをを生かして生還を図る。中身はサワッチ 。
スポーツ選手の職業枠の、学生。スキル割り振りを見ると水泳が得意らしいが、キックと古武術(マーシャルアーツ)もすごい、戦闘系キャラクター。プレイするのはクトゥルフ神話TRPG初挑戦の神楽。初めてだからめちゃくちゃワクワクして8時間くらい考えて練りに練ったキャラクターを作ってきたそうだが、詳しく聞いてないのでどんな設定のキャラなのかは最後まで不明。
マラカス奏者。INTが驚きの8と最低値。8ならゴリラくらいな感じかなあという意思が溢れ出たキャラメイキングでこうなった。その圧倒的な知性の低さをマラカス奏者としての演奏スキルで補う予定。果たしてマラカスは屋敷脱出の緒となるのか!中身はえりん。
GM イコプ。
物語の始まり
「クトゥルフ神話TRPG始めましょ〜!」
「おおおー」
「パチパチパチー!」
「わああいめっちゃ楽しみ!」
「さて、みなさんは突然ですがこちらの女性、時雨かりんさんと友達です。今日はみんなでスキーに来て、めちゃめちゃ楽しんだ後に、車で帰っていくところです」
「えーみんなめっちゃ楽しかったねー!」
「そうだねえー楽しかったねえ」
「おで スキーたのしかった」
「そうですねそうですね!」
「そんな楽しげな帰り道、暗い雪山を運転する4人でしたが、突然車が滑って転倒して、その辺の木にぶつかってもう大転倒です」
「なんてことだー」
「全員ダメージです」
楽しいスキー旅行から一転、突然の大事故に見舞われる四人。
幸い、セル山と越智は軽傷で住むものの、ファンブルを出したエリンは頭をしたたかに打ち付け大出血、意識を失う。
「いててて大丈夫かいみんな」
「あいたたた、僕は、なんとか。エリンさん、大丈夫ですか」
「・・・」
「越智がそうやってエリンの様子を見ると、頭からドクドクと出血し意識がないエリンに気がつきます」
「ウワー!!」
「これは大変だ。かりんさんはどうだい」
「見てみると、かりんさんも意識がなく頭から血を流していますね」
「なんてことだ、僕、応急処置をしてみます!ダメだ失敗!」
「こぉれは困ったよー」
車も大破し動けず、意識のない二人をどうすることもできずにいる二人。
そこに天の助けか、一台の車が通りかかった。
車から、一人の男が降りて近づいてくる。
「おやおやこれはどうされましたかな」
「おおおう誰だいお前は」
「失礼wwwいや、事故を起こしてしまったんです!」
「それは大変。おや、意識を失って怪我をされている方もいるようじゃないですか。すぐに手当が必要だ。幸い、私の家がすぐそばにありますので、そこまでいきましょう。しかし、私の車は二人乗り・・・私と、もう一人しか載せられませんが」
「なーんとかこの二人を乗せられないかね」
「いやしかし」
【言いくるめ】ます
はい
詐欺師の熟練の【言いくるめ】▶︎(成功)によって、しぶしぶ、意識のない二人を助手席に入れることに同意を得ました。しかし車はとても小さいので、器用さ判定に成功したら上手に二人を助手席に載せることができます。
「こうね、2枚重ねるようにしてね」
「セル山さん!頑張ってください!」
器用さ判定▶︎(失敗)
「意識のない二人を車に入れようとしますが、もうどうやってもどう頑張っても車からはみ出ています」
「ウッファファファファ。これは無理だね」
「やはり申し訳ありませんが、一人はおぶって連れてきてもらえますか。幸い、それほど我が家は遠くありませんので」
「じゃあ、僕がかりんさんを背負っていきますね!」
「助かるよ越智くん」
雪山の屋敷
事故現場から、ほど近くのところに佇む一見の家。
それは屋敷と言って遜色ないほどの、立派な豪邸だった。
豪華な調度品が並ぶエントランスホールには、大きなシャンデリアがぶら下がっている。
雪を落とした三人(一人は意識なし)は、暖かさにホッと安堵した。
(屋敷見取り図)
「雪がやめば、病院にお二人を連れて行けるのですが・・・この豪雪では、危険です。雪が落ち着くまで、皆様にはゲストルームで休んでいただきましょう」
「AとBがあるんですね。それじゃあ、意識のないエリンさんとかりんさんはBで休んでもらって・・・」
「いーや越智くん。意識がないとはいえ、若い男女が同じ部屋というのはどうかね。かりんくんはBとして、エリン君と我々はこちらのAということで、いこうじゃないか」
「な、なるほどそうですね」
「はあ、わかりました。それではかりんさんはゲストルームBで休んでいただくようにしましょう」
「そういえば、応急処置の道具とか、ありませんか?」
「そうですね、さっそく手当てをしましょう」
越智の提案に促され、かりんとエリンの応急措置を行う。
その結果、えりんのHPはなんとか回復、意識を取り戻したが、かりんは出血は止まったものの、意識は戻らなかった。
「やっと しゃべれる」
「このまま最後まで意識なかったら面白かったのにね」
「エリンさん!良かった!」
「さて、それでは私はみなさまの夕食をお作りしましょう。不謹慎かもしれませんが、私はいつも一人で寂しくご飯を食べているもので・・・みなさんと一緒に食事をするのは嬉しく思います」
「こーれはありがたい」
「館山さんは一人暮らしなんですか?」
「はい、以前は使用人を雇ったこともありましたが・・・今は寂しく、一人で暮らしています。ですが食材はたっぷりありますので、お気になさらず」
「・・・ふむ」
「料理を作っている間、みなさまは我が家と思って自由にしていてくださってかまいません。トイレや、お風呂もありますので、ご自由に」
そういって、館山は気分良さげに去っていった。
その様子に若干の不信感を覚えるセル山。
食事までの自由時間に、三人はそれぞれ別行動をすることにした。
「じゃあ、DEX順でいこう。エリンからだね。どうする?」
「えーっとじゃあ・・・トイレいく!」
「エリンがトイレに行くと、なんの変哲もないトイレですね」
「ようをたします」
「じゃー」
「・・・」
「えっ終わり?」
「えっじゃあ、・・・蔵にいってみる」
「えりんが、裏口から外に出て、蔵に行ってみると、古い大きな蔵がありました。入り口と思われる扉は閉まっていますね。」
「あけまーす」
「鍵がかかってます」
「・・・じゃあ帰ろうかな」
「あ、うん・・・。じゃあエリンはトイレに行って蔵を眺めてゲストルームに帰ってきてゴロンとしました」
「全然情報増えてないww」
「次は、越智ですね」
「えっじゃあ・・・!まずは、かりんさんの様子を見に行ってみます!」
「越智がゲストルームBに入ると、ベッドルームにかりんが寝ています。館山の応急処置のおかげで、出血は止まっているようですが、意識は無いようですね」
「ふーん、部屋の中に怪しいところとかは?」
「パッと見た感じないです」
「ふんふん、じゃあ次にこの使用人室に行ってみようかな」
「使用人室の前まで来ました」
「開けます」
「大胆。開きました。中には人影は無く、ベッドが二つと、机、クローゼットがありますね」
「ベッドを最近使った様子みたいなのは?」
「なさそうです。ベッドは綺麗ですが、最近使われている感じはしません」
「机を開けます」
「大胆。中には鍵束が入っていました」
「えっ。取ります」
「えっ取るんだ。うん、いや、いいよ。取れました」
「部屋に帰ります!」
すごい勢いで犯罪者になるやん
wwww
えっだって何かいや確かにそうだけどあれーなんで俺あれー!(パニック)
「最後にセル山はどうしますか」
「ぼーくはお風呂に入ろうかな」
「セル山が脱衣所に入りました」
「誰か館山、意外の人が使っているような形跡は?」
「そういったことは感じず、普通です」
「浴室に入ろう」
「セル山が・・・浴室のドアを開けると・・・そこには・・・・」
「大きなヒキガエルがいました」
「・・・」
「ゲロゲロっ」
「抱えます」
「セル山はカエルを手に入れました」
「・・・」
「とりあえず、お風呂にお湯をためます」
「お風呂の水は勢いよく溜まり、あたたかな湯が張りました」
「カエルを脱衣所に置いて、お風呂に入ります」
「めちゃくちゃ良い湯ですね」
「いいーー湯だよふーぐたくんーーーー」
「セブ山は入浴して気持ちがとても良くなりました。じゃあ、三人の行動フェイズはこれで終わりで・・・」
「えっ俺のターンもう終わり?」
「ひとっぷろ浴びたわけだから一番長いくらいだよ」
「カエルを懐に入れてゲストルームに戻ります」
「全然情報増えてないww」
次回予告
雪山の怪しい?屋敷に入った三人!
意識を取り戻したエリン!風呂が気持ちよかったセル山!そして初めてのクトゥルフで舞い上がって何と無く突然の窃盗を行った越智の運命はいかに!
次回、楽しい夕ご飯!
お楽しみに!